水道から蛇口をひねるように私たちは生まれる。


コードナンバーは、fg。母はΩオメガ。


母から1番目に生まれた量産型女の子。それが私。


製造ナンバー:fgー1。


何故か胸の内にある熱い想い。


まだ見ぬ少年(かれ)に会いに行く。





2010/12/31


大晦日。私は部屋に戻り、fg-2、fg-3、fg-4の3人を招き、ホームパーティをする事にした。というより、私が帰って来るなり、みんな押し寄せて来て、結局、そういう形になった。


しかし、場所が私の家だとして、結局、料理をするのは、fg-3だし。私は旅に出たのに何のおみやげも無い事に気づき、あちゃーって感じになった。先生なのに教室を離れると殊の外、そういう事に気が回らない自分に気づく。と言っても、もっとも、おみやげと言っても、行った先に人の営為が無いのだから仕方が無いというべきだろう。


おみやげ話は色々としたりした。fg-3が仕込んだ鍋をつつきながら、色々な事を語る。


年の最後だからか、生まれてからの事、これからの事、いろいろ話した。私たちは、一体全体どんな生き物なのか?


そういう疑問がこういう落ち着いた時になると出て来てしまう。それもまた一つの暮れの効用だという事も出来るだろう。その答えを私は先生として、便宜上、もっともらしく答えた。


他の3人もそれがもっともらしいだけの答えと分かっていながら、それをそれとして私を立てるようにその話に食いついてくれた。そこから何かが生まれるかもしれないという私の存在故の態度だと思うし。私は、その関係こそが一つの真理に近づく道だなーという事も思った。大変、優秀な生徒に囲まれて嬉しい。もっとも母様が生んだ妹たちは、すべて私より優秀といえば優秀なのだと言えよう。


パーティは、やがて、fg-2の部員なども交えて、大いに盛り上がった。途中、fg-4は抜けて、絵を描きに行ったが、年が明けるまで、騒ぎは夜通し続いた。私たちは、最後にそばをすすった。そして、明日、私たちははじめてのお正月を迎える。



2010/12/30


海だ!


久々に海を見て興奮した。やはり、海は良い。すごい。広々とした水平線を見て晴れ晴れとした気持ちになる。


冬の海のせいか、そこに人はいなかった。海の家も休業中で焼きイカが焼けてる事もない。


砂浜の構成物を見ると前に来た時と違っている。前の構成物まで克明に思い出して、やはり、私たちが母様から貰った能力はすごいななどと思い返す。


全体そこには何も無かった。何も無いという事に澄んだ気持ちになるが、半日もいたら、飽きて来た。というより、冬の海はさみしすぎる。また夏来よう。出来れば、3人を連れて、みんなで来よう。校長やfg-10も連れてきても良いな。生徒会長とか、書記さんとか、もっとみんなも。学校行事として、臨海学校なんかを提案するのも面白そうだ。


そんな事を思ったら、やはり、帰りたくなってきた。明日は大晦日だし。明後日は正月だ。そういう区切りの日は、みんなで迎えた方が良いような気がする。


海は心地よく、リフレッシュするには最適だったし。昔も思い出せた。この旅は良かったなーという所で打ち切って帰るのが賢明というものではあろう。



2010/12/29


当てのない旅に出ると昔を思い出す。昔と言っても、さほど昔でもなく、半年程、前の話だ。


たった半年で状況や感性が随分変わったなと思う。何も変わらない日常を送ってるようで、気づいてみると状況は激変している。最近、あまり気づかなくなったが、妹たちは、今でも次々に生まれて来てるのだし。私たちも成長している。


妹たちの生誕を渇望していた日々が懐かしい。先が見えないが故の渇望感は酷かったが、こう増えてみると、あれは何だったのだろうと思いだす。人間は、状況に振り回される儚い生き物だなという事を思う。


旅の行く先は、一夜を過ごしたビーチにしようと思った。誰もいない海の家に今は誰かいるのか興味がある。


着くのは、明日のお昼頃に設定する。それまでぶらぶら空を飛びつつ、世界の変化をゆっくりと眺めてみる事にする。


冬で季節も変わってるし。私の体感自体も変わっているのだろう。人は増えているし。いろいろ前とは違う経験が視点を変えたりもする。


夜は、適当に神社の一角で過ごす事にした。外はさむいが、さむいと体感した所でそれに対応できるのが私たちなので、この寒空で寝ても何ら身体には問題ないだろう。しかし、こういう時に、私は「機械」を認識するので、それだけがちょっと胸にいたい。妹たちに、この胸の痛みはあるのだろうか?母様がメンタルをケアするだけだろうか?



2010/12/28


先生の仕事って言っても、基本ロールプレイでしかないので、とりあえず、やる事はない。


教科書を読んで、今後の授業に備えようとかいう事も3秒ぐらいで解析が終わるので不毛だ。


そもそもにこの高度な性能を持っている私たちに教育が必要なはずはない。しかし、実際には必要があるというか、余地があるのは、母様の限界なのか設定なのか、どうなんだろう?


例えば、試しに真剣に私が絵を描いてみて、fg-4を超えられるかどうかというのも試す価値のある出来事ではあるだろう。その意味では、世の中にやって価値のある出来事というのはあるんだし。それが私の場合、生徒がfg-4の絵を超えられるようになるかどうかというような事の多岐的設定のセットアップであるという事だ。


これは多岐的なので、すごく難しい。一番重要なポイントは経験値によるのではないだろうか?そう思って、私はまた旅に出ることにした。何か出会いがあるだろうか?



2010/12/27


やる事が無くなって、急にぽっかりした感じになり、結局に寝てる。あと、ゲームやったり。ごろごろと。


基本、この世界って何やってても生きられるんだよなーとか思うと、いつも自分がやってる事が虚しく感じられるような気はする。こういう時、母様とつながっていれば、感情をコントロールする因子が流れて来て、メンタルを正常化してくれるのだろう。


わき出す感情はどうしても浸ってしまうところがあるので危険は危険だ。そんな時にゲームが有効だなぁとかは思う。



2010/12/26


今日からは冬休みだ。休みになると気も落ち着くし。そういえば、通知表の反応も気になる。


もっとも気になったところで反応を聞いて回るわけにもいかないので、結局に知れるのは、fg-2とか3とか4とか、そのへんだろう。


結局、私にとって、3人が家族の存在になってるような気がする。もちろん、他のfgたちもみんな妹たちなんだけど、この3人はちょっと意味合いが違うかなと思う。やはり、交流が密かどうかは重要なんだろう。しかし、それが居心地よくもあるし。先生として、そうじゃいかんぞっていう想いもある。みんな日記には、反応を書いてきてくれるかもしれない。



2010/12/25


パーティは楽しかった。生徒会の最初の行事としては、先ず先ずなんではなかろーか。校長先生も喜んでいた。


大規模なプレゼント交換会とかあって、くじ引きでプレゼント交換をしたが、こういう時、番号ついてると楽だなとか思う。


私はfg-752という知らない子の編んだマフラーを貰った。それもなかなかすごいなと思うが、そういう子がいる事を知れたのもよかった気がする。


全般的に色々な事を自主的にやれば、日々たのしく生きられるのかなーと思う。そういう事が自主的にはじまっていくのは良い事だ。私たちは未来の想像すらまだ手探りの中にいる。


そろそろ、この街の人口も1000人は突破しているだろう。それどころではないかもしれない。学校以外のところにも、だんだん人が増えてるのを感じる。



2010/12/24


今日はクリスマスイブなので、学校でパーティみたいな事をやる。主催は、fg-232で、つまり、生徒会、最初の仕事がこれになる。まあ、なんかやりたかったところに丁度クリスマスがあったので、丁度よかったという所だろう。


fg-3は料理とか買い出しとか、こういうパーティに向いているのでテキパキと準備をやっていた。準備期間もそれほど無い中での思いつきではあるのだろうけど、そういう事の手際は良いなーと思う。飾り付けとかは、fg-2のサッカー部やfg-4も手伝ってやっていた。割りとfg-3が言い出してやりはじめた事なんだろう。


fg-232も色々とやっていたが、結構、fg-2にいろいろ指示されてる感じだったので、fg-2、つえーなーとか思う。


まあ、こうやってみんなが色々やる事によって、色々な事が起これば良いんだし。もう少し人口も増えてくれば、当然、いろんな事は変わっていかざるを得ないのだろう。



2010/12/23


生徒会の決定で、来年の春休み、3月29日から、fg-4の展覧会をやるそうだ。おめでとうございます。


結局に展覧会は、学校の授業と重ならないようにしたそうだが、個人的には重なってもいいんかなーと思う。その方が見る人が多いし。


そもそもの話、この世界のオーディエンスは、ほとんど全て私たちfg、つまり、ここの学校の人間になるのだろうから、会期を学校と重ねても、学校の運営にさして影響もないような気がするが、要するに、休みの日にも学校に来る口実があるとそれはそれで良いという事か。


私は、よんちゃんにも声をかけてみようかなと思う。来るだろうか?よんちゃんは、あの村から出られないような気もするけど、それはそれでどうなのかな。あちらの親は、随分と怖そうな感じがするからな。


まあ、母様もあちらから見れば、ものすごく怖い存在なような気がするけど。ていうか、私だって、違う意味でこわいよな。無口なのって怖いものね。



2010/12/22


今日は色々と生徒の相談を受ける日だった。相談と言っても、休みに何処か行きたいんですけど、何処が良いですか?という類のものだ。


存外、平和だなと思う。私が出かけた時は結構、平和な感じではなかった気がするが、生まれて半年ぐらいが過ぎて、世の中の事はだいぶ自明である事を前提として動いてる気がする。


もっとも、実際はそうでもないので、自分のところに相談に来るんだろうけど。街から出るには、まだまだ不安の多い世界ではあるのか。



2010/12/21


暦と言うのは面白い。そろそろ年末と思うと色々な事が差し迫った感じがする。実際には、さほどでもない。


風習的な事はやるべきかどうか考えている。例えば、大掃除とか。学校では、校長先生の決断で、「やりましょう(まったり)」という事になったけど、自分の部屋はどうするかなーとか。


そもそも、私の最初は部屋もなかったなーと思い出し、なんだかその日々も遠い昔のようだなーと思う。でも、今年の話だし。そもそも私が生まれて、まだ一年が経ってない。日々って長いんだなーという事を思うなー。



2010/12/20


通知表の通信欄を充実させるために生徒を注視したり、いろいろ質問して傾向を見たりしてみた。思えば、通知表という存在が無ければ、そんな事もやんないのかというか、そんな事見てなかったし。分かってなかったんだと思って反省した。何事も最初の出来事は色々と分かる事があって分からない事があるなーとか思う。


そういう意味では、通知表という存在も何の意味もないような気がしていたけど、結構、有意義なものかもなーという事も思った。まあ、生徒に点数つけるのは気が引けるけど、でも、まあ、fgは、ほとんどオール5なんで、そうでもないか。そっちの方は楽ですね。



2010/12/19


通知表の通信欄を書いてたら、面白くなってきた。こうやって文章に起こすと意外と生徒の事を見てない部分あるなとか。


この生徒は、ああだとかこうだとか思いながら見るのが結局は楽しみだし。教師の特権なのかなと思う。


もちろん、この特権はロールプレイとしてのものでしかないので、誰でもそう考えれば出来る類のものでしか無いし。元よりfgにさしたる違いが無い中での先生と生徒であり、それぞれの個性なのであるから、結構、見るポイントは詳細に渡ってる気はするが、逆に言うとそれが面白いとも言える。



2010/12/18


特に何も無い一日だったというか気の抜けた感じがする。生徒会のあれこれが終わって、年末で何だか区切りがつかないなとか思う。


通知表は一応渡すのだけれど、データで渡す事になってるので、あらかじめ母様が書き込んであるし。無味乾燥ではある。


一応、担任として、勝手にやった小テストの結果を反映して、とりあえず、fg-3とかfg-4には、オール5を与えてないのだけど、体感としては、むしろ、他の生徒をオール3にして、fg-3や4を評価したいところであるが、しかし、それはそれで身近な人間を依怙贔屓してる感もあるし。たぶんfg-3は、成績が低い方が喜ぶだろう。fg-4に至っては、通知表を見るかどうかすら分からない。


一応、担任からの通信欄は結構、事細かに書こうと思ってるので読むかな。



2010/12/17


生徒会で盛り上がったのが嘘のように特に何事もなく日常が進むようになってしまった。所詮、生徒会長というポストもさしてやる事が無いといえば無いのかもしれない。実質的には、雑用係のようになるのだろう。特にイベントがはじまれば。


まあ、元より、盛り上がったのは、立候補者の周辺だけで、そんなに関心があるものでもなかったんだろうけど。結局にこの学校というか、fgに漂うある種の空気は強固だ。私は、それを動かしたいと思うが、みんなが動かしたく無いと思ってるという事なんだし。それをもって、私が異端だというのは事実なんだし。なんというか、立場が難しいなーという事ばかりが強調されてしまう気はする。それはそれで不味いだろう。私は一体何者なのか?



2010/12/16


そろそろ冬休みも近くなり、少し教室にそわそわしてる感じが出て来た。ナンダカンダでみんな休みが欲しいのかな。学校自体、ロールプレイなんだから、休みたきゃ休めって気もするけど、教師である以上、そういう態度も微妙だし。まあ、休んだら、何も教えられないので複雑ですね。


ただ、教わりに来てる子にも未来ないなって思っちゃう気はする。もっともfgは高度なので、そういう事も私以上に分かった上で打つ布石を的確に打って来てるんだろうけど。


母様の管理も完璧ですね。そこが私には不満だ。この先を考えると・・・(でも、この先もさして何も起こらない世界なんだろうし・・・)



2010/12/15


平穏無事な日々。教室でfg-3に近況を聞いたら、とりあえず生徒会は週一ぐらいの集まりでやるそうだ。まあ、そんなもんか。最初なので、ガーっと行くかと思いきや、意外と冷静で、そういう所は機械だなーとか思う。まあ、最初から力入れると持たないしね。


元より時期も悪いんだけど、そろそろクリスマスなんだけど、クリスマスどうなんだろう?クリスマスとか言ってもなー。まだまだ年中行事が未知なので、どうやっていったらいいか、色々と困りますね。



2010/12/14


生徒会の件については、生徒に勝手に任せておくとして、一先ずは通常の生活の感じに戻った。まあ、それはそれでペースが取れていいなと思う。あまり色々あっても、しんどいといえば、しんどいなーという感じ。


とはいえ、先生というのは、そういう自発的なパワーみたいなのも必要かなと思う。元より自分と同じようなスペックの人間を数十人、数百人、見て行くというのは並大抵な事ではない。なので、先生役のfgの方が全然、割を食ってるという話に職員室の雰囲気はなってきた。


どだいロールプレイで行けるのは、そのへんまでなのかなとも思うし。私もそう思う気分も無いではないが、私の場合、自発的に先生になったという事もあるし。他の人より、ほんのちょっと経験が多いという事もあって、割りとすんなり先生が出来てるような気はする。



2010/12/13


いよいよ生徒会が発足した。と言っても、今日は挨拶程度で特に何という事も無い。


前例はプレデータの中にはあるが、実際には無いので、データを参考に、まあ、大体こんな感じとこれからの事を協議した。てか、生徒会なのに私は勝手に立ち会っていたので、そういうのも不味いのかな。生徒と先生の線引きが授業以外だと曖昧なのが我々だ。


まあ、次回からは事の行方を勝手に見守るとして、今日、とりあえず話した事はまたあとで実行されたりもするのだろう。ていうか、文化祭をやるにしても、今年はもうムリなんじゃないかと思うので、fg-3が、fg-4の展覧会をやろうという話を切り出して、それで話を率先していたような気はする。意外に行動力あるな、コイツ。と思った。確かに会長でも副会長でも、さして肩書きは有用ではないんではなかろーか?この場合。最終決断はどうなるかは知らんけども。



2010/12/12


今日はお休み。


普段やらない事をやるとそれなりに疲れるもので、今日はぐったりしていた。同様にfg-3もぐったりしていたらしいが、夕方になるとウチに来て料理をはじめて、今後の話とかした。


内容的には、とりとめもなく、fg-232と上手くやっていけるかなーというような話だった。



2010/12/11


生徒会は、fg-232が委員長で、fg-3が副委員長、fg-55が書記・会計という事で、何とかスタートできそうだ。


考えてみると、選挙で戦った相手が一緒に文化祭を立ち上げるというのも酷なような気はするし。fg-55は完全にfg-3を慕っているわけで、これもなかなか複雑な関係だなーとか思う。


まあ、何はともあれ、スタートしてみれば、何かが色々分かるだろう。



2010/12/10


今日は選挙投票日。二人が全校生徒の前でいろいろ喋って、即日投票即日開票。結果、fg-232の勝ち!!おお!!


fg-3のスピーチは良かったし。fg-2が動員かけてたので、fg-3の圧勝かと思ったけど、fg-232が勝ったので、やっぱり、地道にビラ撒いてる姿とかにみんな心打たれたのかなとか思った。このデバイスでやりとり出来る私たちだからこそ、ある種、そういう泥臭い事が良いのかもしれない。


もっともfg-232のスピーチも良かった。fg-232は、後出しでfg-3と全く同じこと、要するに二人とも文化祭をやりますという事を言っただけだったんだけども、ある意味、その実行力を考えるとfg-232の方が良かったという事なんだろう。それはおそらく間違っていない結論なんではないかという風にも思う。


とはいえ、fg-3は随分、悔しそうだったので、もしかしたら、そういう、fg-3が先生の私とか、サッカー部を率いて偉そうにしてるfg-2に囲まれてる感じが逆に色んな人から疎まれてたのかなーなんていう事もちょっと思ったりした。


まあ、そこまで行かなくとも何かとシングルナンバーのfgは、同級生でも、下級生でも、先生から見ても、立場上、大体、先輩という事になってしまうので、こういう民主的なシステムで権威づけたく無いという想いはみんなに随分あると思う。fg-2は、早速、サッカー部のみんなに怒鳴り散らしてたみたいだけど、それもある意味不味いよなーっていうか。


そういえば、fg-4は、全然手伝わなかったなー。自分の展覧会の事で話が進んだ部分もあったんだろうに。fg-4もまた異質な存在なんだよな、実際。



2010/12/9


明日が投票日という事で、fg-232が学校中にポスターを貼り出して、ビラを配って、自己アピールの演説やってて、こりゃーfg-232の勝ちだな。


fg-3の性格から言って、そういう事やんないだろーと思ったけど、案の定やってなくて、全然ダメだな、コイツと思ったけど、デバイスに流されて来た文化祭の企画書が思いのほか、良く出来てたので、やる事やってたのかな。


正直言って、もう、どっちが勝つんだか分かんないけど、心情的には、やっぱり、fg-3に勝って欲しいというような気持ちはあります。でも、fg-232の方が頑張ってるように見えるので、fg-232という子はすごいなと思った。前日に急にやる所もガッツあるなっていうか、チラシとかビラの数見ると立候補前から入念に練ってた感じがするし。fg-3は全く対応できてない感じ。


と思ってたら、放課後、fg-2がサッカー部煽って、ガンガンやってたけので、こりゃfg-3の勝ちだな。サッカー部、多いもんな。



2010/12/8


fg-232という子が立候補してきた。生徒会長もやってもいいそうだ。選挙って事か。選挙活動をする期間はなさそうだ。


そう考えると、やっぱり日程はおかしいんじゃないだろうか?これから立候補する子も出て来るだろうし。普通、立候補締め切りから選挙活動だよなー。


とはいえ、先行するfg-3も何の選挙活動もしてないので呑気なもんだ。


元よりしかし、みんなスペックは同じようなもんなんだから、選挙をやっても、どうやって決めるんだかどうなんだか。まあ、fg-3の勝ちだろうな。fg-232の方がやる気があるような気がするけど、fg-3は日頃、色んな人の買い物とか手伝ってたりするからな。


fg-232がどういう子か知らないで言ってます。



2010/12/7


やっと、もう一人、生徒会に立候補した子が出て来た。fg-55。ウチのクラスの生徒だ。


fg-55は、fg-3の事を見て、面白いなーと思ってたので、一緒に生徒会やってみたくなったそうだ。むべなるかな。そういう事もやはりあるんだな。というわけで、生徒会長へは立候補しないらしい。なるほど。


こうやって追随してくる子が出ると、俄然、面白くなってくるなーなどと他人事のように思う。まあ、最悪、ウチのクラスの生徒を焚き付ければ何とかなるのか?という事にも気づけたし。数が足りなかったら、fg-2とfg-4に生徒会押し付ければいいよね。



2010/12/6


12/10に生徒会選挙をやる事になった。随分、早いな。まあ、もうすぐ冬休みなので、その前に終わらせようという事なのだろう。期末は色々とどたばたするだろうし。ちなみに、この学校は試験とかは無いけど、それもどうなんだろうな。試験やってもいいと思うけど。私の生徒がどれだけ100点を取らないかが楽しみだ。


私の生徒の何人かが100点を取らない事をほとんどの人は知らないんだろうと思う。一番点数の悪いfg-3が生徒会長になったら、それもまた面白いのかな。


でも、そもそもの話、fg-3が生徒会長どころか、生徒会に入るのがfg-3、一人だけだったらどうなるんだろう。それもそれで面白いのかな。fg-3は文化祭をやる為に学校中、かけずり回るんだろうか・・・そういうタイプには、とても見えないけどなー。不安だ。



2010/12/5


久々にこの街を離れてみた。なんとなく息抜きみたいな事になるかなと。


結果、なったと思う。いろいろ孤独だった事を思い出した・・・。


結局、私の属性は私の元々の性質というより、あの体験から来るものが多いように思う。


今にして思えば、そう長い時間でも無かったような気がするけど、あの時はひどく長く感じたし。先が分からないという事はとにかく苦しかったように思う。


今は出かけても、あの時程、無性に何かを探すような視線は無いなーと思う。それは、良くも悪くもなんだけども・・・



2010/12/4


fg-3とお料理をしながら話した。


「このまま行くと生徒会長だよ」


「そうだね」


「生徒会長でいい?」


「まあ、どうせなら生徒会長がいいよね。」


「そうなんだ。生徒会長になったら何かしたいの?」


「とりあえず文化祭。なんか楽しい事がしたいよね」


「文化祭ももう時期外れになっちゃうよー」


「そっか。じゃあクリスマス会。とにかくパーティ」


「パーティがしたいんだ。そっか。料理好きだもんね。いいねいいね。」


「でしょ?夢があるよね」


「夢かー。考えた事もなかったなー」


「へえ。意外」


「なんで?」


「いや、姉さんって夢に向かって一心不乱にやってるなーって感じだったから」


「え?なんで?そっか。でも、そうかもなー。」


「そうだよー。それで私もなんかやろうとか思ったんだから」


「ええ!!?マジで!!?あんな授業聞いてないのにっ!!?」


「そうだね。授業はいいんだよ。形式的なものでしょ?」


「まあ、そう言っちゃそうだけど。教師としては、そうは言えないな。流石に」


「言わなくて良いけどね。まあ、そういうもんだと思ってる。」


「うん。アンタはあんまり心配してないよ。むしろ一番心配してないかもね。」


「そうなの?」


「そうだよ。だから、生徒会長もいいなって思うし。頑張んなね。」


「うん。まだ決まって無いけどね」



2010/12/3


校長先生と教頭と生徒会の事や登校拒否の子たちの話をする。教頭は意外としっかりしてるというか、真面目というか、色々な事を普通に考えているなーという感じがする。校長はそれに対して、ふにゃふにゃとしていて突拍子もない。良いコンビだなと思う。


もちろん、このコンビが良いコンビなのは、母様の設計なわけだから当たり前なのだけど。上の人がふにゃふにゃしてた方が良いっていうのは、そっちの方が人望が集められるからなんだろうな。現に私も校長の事が好きだ。


率直に言って、しかし、母様にとってイレギュラーな私はどうなんだろう?出来の悪い娘なのかな?それともそのイレギュラーな所を楽しんだり計算に入れたりしてるのかな?


いずれにしても、私が一番目という事は、おそらく私がいくらイレギュラーと言えども、その後の設計でいかようにも母様にスポイルされる風になるのだし。また、その幻想を効果的に演出できるのが、この世界における母様の強みだとも言えるだろう。


一体全体、母様はホントは何処まで私たちをコントロール出来てるのか。ものを言わないってのは、こわいね。



2010/12/2


他の立候補者は来ない。このままだとfg-3は生徒会長だなーとか思う。それも面白いといえば、面白そうだ。


そもそも、これだけスパっと決めてる時点で生徒会長はfg-3だろう。まあ、番号も若いし。そういうヒエラルキーはあるような気はする。


逆に言うと、fg-3と対決する事に気後れしてる子とかもいるのかな。しかしまた逆にfg-3に憧れてる後輩とかいれば、生徒会に入ってくれるような気がする。


とりあえず、登校拒否の子の所へ行って、生徒会の説明をするなどしたが、もはや、部屋にはいない子が半分以上だった。特にfg-24の消息はどうなったか気になる。ホントにどうなったんだろう?ちゃんとやっていけてるのかな。まあ、やっていけてるか・・・母様と切れてるわけでもないんだし。



2010/12/1


立候補者は未だ一人だけ。まあ、まだ募集して二日目だから迷ってる子もいるかもしれないけど、私たちに迷ってるとかあるのかな。あるよな。迷うのって、どういう回路で迷うんだろう。頭の何処かに判断材料になるデータが埋め込まれてるような気がするんだけど・・・。


まあ、言ったら、データとデータがぶつかって迷うんだろうけど。しかし、そもそもの話、データで大体の事を判断すると生徒会には立候補しない気がする。そういう損得を超えた何かを損得で計上するような計算すら私たちには出来るのかな。どうなんだろう。そういうのは、経験とか勘によるような気がする。母様がバックアップしてくれないと適切な情報がダウンロードされないとか。


こういう時、私は人と違うからなーという事を感じる。



11月の日記


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