水道から蛇口をひねるように私たちは生まれる。


コードナンバーは、fg。母はΩオメガ。


母から1番目に生まれた量産型女の子。それが私。


製造ナンバー:fgー1。


何故か胸の内にある熱い想い。


まだ見ぬ少年(かれ)に会いに行く。





2011/02/28


fg-2に2人の事を話してたら、喜んでいた。考えてみると、私たちは学校外のfgと何もコンタクトを取ってなかった。少し勿体ない感じがする。


私たちはベースが同じなので、経験で偏差を創るしかない。なので、経験は大事だし。固有の経験の交換も更に大事だろう。


その意味でmgの存在が衝撃になりやすいのだろうが、mgはmgでmg同士、まったく交流が無さそうなのも面白いなと思った。


サッカー部に入ったmgたちを考えると、そのうちmgたちもコミュニティみたいのを創って行くんだと思うけど、そうしなければいけないのはマイノリティ故かもしれない。


いずれにしても、私が生まれた頃と比べると、随分、私たちの人生に引っかかりが出来て来た気はするし。あれから、まだ一年も経ってない事を思うと経験はすごいなと思う。


特に私は先生の経験も相まってなんだかものすごく歳を取ってるように感じてしまうケースが多いが、容姿も一緒だし。実質的には、ほとんど大差ないと言って良いのだ。あと、一年もしたら、この程度のリードはすぐ消えてしまうんだろう。


と思って、私は積極的に色々な人と会うようにしてるのかもしれない。経験値をリードさせる為に。とも思った。



2011/02/27


何故かmg-1と校長と一緒に話した。mg-1のバイトが終わったあと、近所の喫茶店で。ていうか、喫茶店には店長とバイトがいて、その事にも驚いたし。その2人も会話に入って来たんだけど。あ、その2人は当然fgだった(番号は聞いてない)。


「最近、mg増えたけど、どうなの?」


「いや、あんまり。別に・・・」


「あなたたちって仲どうなの?良いの?悪いの?普通なの?」


「いや、ていうか、他のmgと基本話さないし・・・」


「そうなんだ。そうだよなー。クラス違うとなー。」


「でもさ。どうなの?会う機会つくろっか?」


「いや、別に。なんか怖いし。いいです。」


「ああ。そっか。そうかもなー。でもさー。43と87。あの二人、サッカー部入ったよ。」


「そうなんですか?・・・私も誘われましたけど・・・」


「知ってる。片っ端から誘ってるし、アイツ」


「あの人、ちょっと怖いですよね。私はムリだな。バイトもあるし。」


「バイト?」


「ああ!あれじゃん!近所の!どっかで見た事あると思ったんだー。容姿、私たちと違うからさー。そっかー。あの子かー。学校も行ってるんだ。へー。」


「てかさー。私たちもサッカーしたくない?店長、休みくださいよ。」


「ねー。サッカーしようかな。別にここお客さん来ないしさ。来ても勝手に自分でコーヒー入れてもらえばいいし。一緒にやる?」


「あ、いいじゃんいいじゃん!大歓迎だと思うよ。別に良いですよね?校長」


「え、ええ。もちろん、良いけど。なんか話が意外な展開だな。」


「いや、fg-2もサッカー部にかけてるからさ。部員増えると喜ぶと思うよ。ていうか、外の人と交流持ったら面白そうだし。」


「マジで?じゃあ、入ろっかなー?店長もやります?」


「やるやる。今度行こうよ。」


「是非。fg-2に言っておきますよ。」


「やったー!」



2011/02/26


展開が逆で、mg-43のサッカー部勧誘に成功したらしい。これでmg-87も落ち着くだろうってfg-2が言ってた。ただ、サッカーは、圧倒的にmg-43のが上手いらしい。そうなのか。


fgの場合、実力差がどうかというと、なんとちゃんとfg-2が一番上手いんだそうだ。そうなのか。面目躍如というか、それだけ練習してるって事なのかな。


しかし、fgの処理能力的に練習に意味があること自体、不思議なんだけど・・・そのへんは、fg-2に聞いてみたが、「やってる内に情報が更新されていくので」との事だ。そうか。そりゃそうか。


サッカーという競技も単純に見えて、分岐経路がいっぱいあるので、原則的なタスク以外のところにも情報は山のようにあるんだそうだ。まあ、そう言われると当たり前といえば当たり前だけど。


ちなみに筋力的な事についても鍛えれば鍛えられるという事も分かって来た。飛ぶのは、もちろん、禁止なので、基本的にfg-2は日常的にも歩いている事が多い。まあ、そんなに飛んでるfg見ないけど。


この事から、私たちは思ってたよりは、プレデータやスペックに支配されてないのかもしれないと思った。そして、mgに至っては、まるでスペックが一定してないという事が分かった。fgはスペックが一定なので、言っても、能力差には限界があり、勝負は運に左右される要素も強そうだ。私たちがゲームをやると大体そういう事になる。という所でサッカー部を運営してるfg-2は相当なもんだろう。冷静に考えると。



2011/02/25


予想通りの話だけど、mg-87はサッカーがあまり上手くないらしい。fg-2 曰く「やめちゃうかもなぁ」との事だった。そっかー。


mgは全般インドアな感じがする。2人目のmg-43はだいぶ大柄で腕っぷしも強いけど、でも、結局は本ばかり読んでるので、そういう事を見るとインドアかなーという感じになる。


もっともインドアなのは、元々の性向ではなくて、fgとの兼ね合いによって、そうなった気がしないでもないけど。


レベル的に一定ならスポーツも楽しいんだろうけど、fgの高機能なスペックとmgのスペックでは、どんなに努力してもどうなんだろう?という気はしてしまう。


まあ、それはそれとして、楽しんでやったら良いんだろうけど、fg-2の部活の方針も全然そういうんじゃないしな。fg-2の夢も儚く消えるのかな。上手くやるかな?来週もまたmgが新たに増えるそうだ。



2011/02/24


fg-2は、ずけずけとやってた。やるなぁ。mgの一人がサッカー部に入った。mg-87だそうだ。


とりあえず、fg-2は新入生とか、片っ端から声をかけてる甲斐もあって、サッカー部も随分、人が増えて、今は2チームに分かれている。でも、それじゃまだ足りないんだそうだ。そうだろうなぁ。


fg-2の構想としては、出来れば、mgで1チーム創って分けたいんだそうだ。また、そんな・・・と思ったが、敵は分かりやすい方が良いとか言ってた。すごいな。


それは、差別的な発想ではない。むしろ逆だろう。その事をmgに直接言ってるし。それに共感して、mg-87も部活やる気になったっぽい。


確かに遠回しでうじうじされるのもイヤだろうしな。そういう意味では、fg-2は清々しいし。同じ部の人間には手厚い奴なので、むしろ、ここに入れば、mgも安心だろう。私は、fg-2の魅力をいつも意外と見落としてしまう。サッカーばっかりやってるから、私との接点が遠くなってるというのもあるけど。


でも、それが良い事なんだよね。一番。そう思った。



2011/02/23


mg登場以降、私の中の情報流入量が違って来てると感じる。量も違うし。経路も変わって来ている。


私たちfgは、というか、たぶんmgもだが、かなりの割合、プレデータに規定されているし。その膨大な情報量から、内的な情報を探せば、ある程度、答えは見つかってきた面がある。


しかし、mgと接していると、そういうプレデータの有効性がどんどん薄れてきているように思うし。端的にそれは無価値なんじゃないかと思う時もある。


データの取り出しなら、デバイスでも出来るし。本当の本でだって出来るだろう。だからこそ、mgは「そのように」本を読んでいるんだし。もっと言えば、本来、授業とは「そのような」ものだという事が言えるだろう。


私も教師として、生徒に教える事があったのは、プレデータ故ではもちろん無くて先行した孤独時代の経験故だったわけだ。であるなら、そういう経験こそが人生の内で大事だったんだろうとは思う。それが財産になってる。


しかしながら、この学校にいる限りでは、その「経験」が薄くなって、その理由と言うのは、もちろん、fgの均質性によるものであり、だからこそ、その中のfg-3、fg-10のような些細な違いを大きな個性と認識してきた面もあるはずだ。


ここにmgはやって来た。そして、mgはプレデータを重視していない。それを思うと、ぞっとする。


元より、私の孤独時代は大変だったし。もうあんなのはイヤだが、しかしながら、有効だった経験は「あれ」なのだ。この二律背反こそが「生」ではないか?


おそらくmgが学校に来るのは、それ故だ。mgにとっては、学校は刺激だ。私たちにとっては、そうでもない。


その中でmgが出て来て、私たちにも学校は刺激になるかもしれないし。そうしたくない想いの方が勝つかもしれない。所詮、学校におけるmgは一部だから、fgの総意がそうであれば、「それ」は押さえ込める。そして、fgは均質なのが特徴ではある。


一部、人間は「それ」に気づいてるので、fgといえども、データの流入経路を変化させているはずだ。それはもしかしたら、一部どころか、fg全員「そういう方向」にシフトするのかもしれない。しないのかもしれない。母様のマインドセットはどう出る?


母様の干渉なしなら、たぶん全体が一気に外的データによる内的データ(プレデータ)改変の方にデータ処理をシフトさせるだろう。そして、それがシフトするならば、私たちは一気に個性的になるはずだ。そして、個性とは、たぶん、かなり野蛮なものだろうと私は思う。


であれば、mgの人生はどうなる?先回りしないといけない。教師として。しかし、平穏が良いという話でもない。「それ」も希望なのだ。



2011/02/22


mgは増えたが、割と普通に過ごす。


どのmgは、最初は馴染めずにかなり問題があったイメージがあるけど、mg-87を見る限り、最初から、「あの」本を読んでばっかでしおらしくなったmg像をトレースしている感じがある。


これは情報のフィードの問題なのか個人の性格か、よく分からない。番号的に言うと、生まれた時に適応させるように改変されたわけじゃないだろうけど、この静寂も何となく気になる。


mgという機体は、やはり、掴みにくいところがある。それは私がfgだからという事もあるが、mgが個性的なんじゃないかと思う所もある。


大まかな在り方はトレースされてるのだけど。やっぱり、容姿もみんな違うし。そこが大きいのかもしれない。我々は意外にビジュアルに規定されてるなと思う。


まあ、いろいろ違いが起こるのは良い事だ。誰が抜けても、代替できるような人間じゃ、なかなかそこに存在意義を見いだしにくいだろう・・・という事もないか。fgの場合。


やっぱり、私が特殊なので、mgに希望すら見いだせるのかもしれない。さて、世界は・・・



2011/02/21


mgは3人増えた。mg-87、mg-132、mg-135の3人。いずれも私のクラスではなかった。


でも、mg-87は隣のクラスに入ったので、今日一日だけで、よく見かけた。


この学校も随分、生徒が増えて、3年生は、一学年8クラスになってきたので、もう、結構パンパンな感じだ。教室の空きは無くなって来た。


教室の空きが無くなった時、おそらく生徒の増加はムリになるんだろうと思うけど、その時、生徒の増減はどうなるんだろう?


とりあえず今年は3月に卒業式も無いらしいし。クラス替えとか、そういうのも無いらしいので、抜ける生徒は登校拒否の生徒だけになる。まあ、もちろん、登校拒否の生徒というか、先生も含むけど、そういう子たちの席を無くすという事も無いんだけどさ。


でも、いずれ、そういう風になるのかな?まさか、このままエンドレスに同じクラスやるものでもないんだろうけど・・・。


私たちは何を目標に学校にいるというのか?みんなで、ふにふにする為か?


いや、それすらもmgの登場で変わって来ているのだけど。ある意味、学校の方がいづらくなった時、学校が変わるんだろうな。たぶん。



2011/02/20


mgの事でいろいろある昨今だが、生徒会はfg-4の展覧会に向かって突き進んでいるし。fg-4は、無論、それ以上に絵を描く事に熱中していて、最近は学校もさぼりがちだ。


まあ、fg-4が学校を休む分には全く問題ないというか、むしろ、みんなの手本になるべき存在だと思うので、この展覧会で「そういう姿勢」がみんなに伝わったら良いなとは思う。


fg-4を見てると何かに熱中してる人間は強いなというか、揺るがない感じがするので、生き方としては、こういう生き方は大変そうだけど、美しくは見えるなと思う。


そういう意味で、fg-4の絵は美を扱っているのだろうという風には思えるが、画題は最近、完全な抽象画なので、そこには美といったよりは、鬼気迫る感情が込められている感じがするし。そして、それこそが美なのだという事がどれほど伝わるだろうか?


まあ、fgはプレデータで現代美術まで基礎学習済みなので、頭では理解するだろうが。



2011/02/19


mgはまだ増えるらしい。そろそろ私のクラスにも一人ぐらい来るかな。


fgも当然、増え続けてるのだけど、学校のクラスも増えてるので、異動とか結構ある。その中で、私のクラスだけ、何故か全く異動がなく、固定されている。


このクラスは、そもそも私をはじめ、アーリーナンバーのfgが4人きっちり揃ってる時点で何かおかしい。まあ、異動は一度だけあって、それは私が先生になった時だけど、そこから生徒が何処かに移ったという事はなく、何かおかしい感じがしていなくもない。


こういう采配は、たぶん母様が行っているのだろうけど、じゃあ、母様がどうのように行っているかというとまるで分からないので、私の予想では、これは母様のお伺いを立てないといけないという思い込みの配慮による何かの天の采配なのかもしれない。


というより、結局の話、現在の人事権は校長が持っているに過ぎないんだし。単純に私の性格上の問題として、クラスを固定化してみてるというか、しかし、そういう判断にしても、何か、こう大人びているというか、校長らしくない感じはしてしまうが、意外と校長は懐深く物事を考えてる所もあるし。校長の判断も多分に入ってるのかもしれない。


とはいえ、そもそも、校長が校長なのも、何でなの?という話ではあるのだ。私たちは、スペックがみんな同じ(まあ、私だけはバージョンアップしてないからスペックが違っちゃってるんだけど・・・)なので、その中で差異化していくのは、基本的には、適当にやるより無いと思うのだ。ちなみに、校長にmgを私のクラスにいれてと言っても、「それは母様が決める事なので」と言ってましたね。やっぱ、指令が降りて来てると考えるのが妥当かな。母様の采配。



2011/02/18


私自身に少し感情の波が出て来てるのを感じる。他のfgの方はまるで動じてないのかもしれない。教師として、あまり良く無いかも。


冷静になって見ると、しかし、mgの事は問題であるのは間違いない。どこらへんが問題かというと、このまま、mgを蚊帳の外的にアンタッチャブルなものにする事で事の対処を計っているからだ。fgの多くが。


それに呼応するが如く、mgの方もどんどんしおらしくなってる。ぎゅっと耐えて、自分たちの不幸をかぶっているというか、そういう状態はそれはそれで美徳ではあるけれども、それを強いる必要は全く無いんだし。もっと堂々とすればいい。何故、動く時は切れ気味に動くのか?彼女たちは。


こういった事は、おそらく生来の性質なので、どうこうという話でも無いかもしれないので、結局に私の揺れが問題なのでは?と思う所がないわけではない。


そんな中、生徒会長だけは何かと怒ってるので、そういう姿を見るとほっとする。でも、生徒会長は、fg-4の展覧会準備にも追われてて、色々と忙しそうだ。


ホントは教師がもっと手を打たないといけないよな。どうなんだろう・・・。



2011/02/17


今日も今日とて学校がざわついた感じがする。ただの感じだけど。みんな平静には見える。やはり、fgのメンタルは図太く出来てるのではないか?


反対にmgのメンタルは繊細な感じがする。とはいえ、何でも無い日常の中で登校拒否するfgも相次いでるし。どうなんだろう?mg-1とか何で学校に来るのか不思議でならないfgもいるだろう。


存外、fgは学校をロールプレイだとしか思ってなく、mgはそうでもないのかもしれない。というより、mgはホントに学習の必要があるので、そこで必死な面もあるのかなとは思う。まあ、さほど勉強してる風でもないけど。


どうせfgには学校での学習は必要ないんだから、授業ぐらいはmgに合わせたカリキュラムを組んであげてもいいように思う。そういう風に職員室で言った事もあるけど、やはり、そこは「母様が・・・」になってしまう。


してみると、この学校の実質的オーナーは母様なんだろう。そこに他の親を持つ機体がやって来たら、居心地が悪いに決まってるのだ。


問題は、実際やってきた事である。どういうさじ加減でそういう事になるのかサッパリ分からない。校長に聞くと、基本的にこの街に住めば入る事になると言っているけど、じゃあ、なんでfgで入ってない奴がいるんだという問答を何回も繰り返した。不毛な問いだと悟った。



2011/02/16


mg-68も似たような人間だった。これは個性でもないのかもしれない。意外と単なるmgの共通項かもしれない。


とにかく、このセンシティブな子たちを扱うに厄介だなと思う。腫れ物を触るように扱わなきゃいけない事自体が、何らかのリアクションを助長してしまう。


さりとて、気軽に接して分け隔てない感じにするのも(まあ、概ね、みんなそうしているのだが)、変な感じがして、向こうに「ムリ」を読み取られてしまう感じがするのだ。


結局、「それ」を読めてしまう気持ちの集積が更にmgを沈ませているのだろう。難儀な事だなと思う。


おそらく当分の間、fgがmgを分け隔てないものとして見るのはムリだろう。なので、建前として演じているが、そこにmgが助長してくる感じは、正直に言って、すごくある。


イヤな構図が出来上がっている。私の勘が最大限ヤバいと言っている。しかし、よくよく考えると、他のfgたちって、勘が働くのかな?どうでもいいけど。


おそらくはmgは勘が働くな。mgは、なんだかそういう所が凄いなと思うし。実際に凄い。それはsgと全く違う、どちらかというと、あまり良く無い意味においての「凄い」なんだけど。


なんというか、変な能力が長けすぎてるよね。それは私にも言えるけど。



2011/02/15


mg-92と会ったが強烈な個性だ。負の匂いがものすごくする。


mgには共通して負の匂いがあるが、その中でmg-1は頑張っている感じがする所に感心していたが、mg-92は、その負の感じをもろに出していて、どんよりしている。


基本的に、ねたみそねみが強いというか、あなたは良いですわね。あなたたちは良いですわね。と頻繁に言われてビックリしたが、そういう風に人に食って掛かる感じもめんどくさいし。何より目つきが暗いなという事を思う。


mgが学校にまばらに来るのは、そもそも彼女たちの父親(mgの親は男系の機体らしい)が、世界中を飛び回っていて、その影響で姉妹が世界中に散在しているからだそうだ。


私からすると、それは色んな所に自分たちの姉妹がいて良いのではないかと思うが、彼女からすると、それは現実的に言って、そのせいでmgは連帯できず不利だという事なので、かなりマイナスの出来事であるらしい。


私は、この学校では、fgもmgも区別せず扱うから、そんなでもないのではないか?とも思うのだが、現実的には、やはり、そこの線引きは明確に感じざるを得ないわけであって、そして、その本音の部分を感じるに彼女たちは敏感である事は間違いないようだ。


そして、それも資質だなと思う。この世界で、はじめて本格的に「厄介だな、これは。」という人間が現れたようにも思う。それはそれで面白いようにも思う。



2011/02/14


mg-68とmg-92。二人のmgが来た。二人・・・しかも、思ってたより番号も増えて来た。いよいよ多様な社会が出来て来るのかなと思う。


とはいえ、多様と言っても、この世界には男がいない。いや、いないのかどうか分からないけど、会った事はない。


もう一つ言うと老人と子供にも会った事は無い。よんちゃんは子供じゃないかという気もするし。よんちゃんの周りを考えるとagは別な気がするけど、ウチらの街では年齢は多様ではない。


もっとも、これは今一番人口が多いfgが単年齢設定で出来てるからという面が強く、他の機体に関しては今後どうなるか分からない。


しかし、いま来てるmg4人は大体、私たちと一緒の年齢ぐらいだと思われるし。しかし、それはそもそも、学校と言うのは、そういう場所である面もあるのかもしれない。


sgに関しては、率直に言って、年齢といったものがよく分からなかった。まあ、しかし、見た目的に言えば、若いのではないかと。受ける印象は老齢なそれだったのだけど・・・。


今日はバレンタインらしく、fg同士でチョコをあげてる光景が目立った。私もいっぱいもらった。嬉しいですね。


しかし、mgは4人とも一つももらってなかったそうなので複雑な心境だ・・・教師として、こういうのを是正した方がよかったのか否か。



2011/02/13


ag、fg、mg、sg。自分が会った事あるのは4種類、あとはpgといった所だろうか?情報がデータダウンロードされてないだけで、他にもまだまだいるのかもしれない。


色々な機体が出て来ると世界が華やいで見える。と同時に、mgを考えると淀んで来てる所もある。


いずれにしても、多様な人間のいる環境によって、生活の中の振れ幅が大きくなってきたのは確かだろう。振れ幅の大きさは、生そのもののような気もするし。それはそれで良いように思う。


もちろん、中には耐えきれない者も出て来るのかもしれない。無風状態であらかじめ育ってしまったfgは、何らか耐性が弱いような気もする。


もっとも、それも母様のさじ加減一つであり、単なる設定であるという気もするのだが・・・。


私たちの生活はいよいよ複雑になっていこうとしている。そして、そこにこそ、私はワクワクするものである。



2011/02/12


sgに出会った。sg-13。これが噂のsgか。ものすごいオーラに圧倒された。


おそらくスペック自体、我々fgより遥かに高い。mgを見て、自分たちのスペックがかなり高いと勝手に思い込んでいたが、こうして見ると、母様のバージョンアップは、sgとの対比だったのかとすら思える。


しかしながら、もっと根本的に違うのは、sgは、なんというか、世界との調和が我々より上手く行ってるのではないかという事だ。喋り方も穏やかだし。感情も私たちのように平淡でなく、それでいて穏やかだ。


例えば、それは私の孤独時代の体験に近いのかもしれない。ある意味では、彼女と話す行為は森にいる事に似ている。


とても穏やかで心地よい感触。ある意味、mgの真逆のような。この2体が同時に出て来たのだとしたら、それは何なのだろう?


私たちfgはニュートラルな存在に落とし込まれるのか?そんな気もしたし。この子のようでありたいとも思った。


彼女たちは、あまり人里が好きではないらしい。ある種、よんちゃんと似た生活をしているのだろうか?興味は尽きない。また会う事もあるだろう。しかし、そのライフスタイルから学校には来る事は無いと思う。


学校の存在もまた彼女たちと比べると滑稽に思える。それはそれで危険だ。



2011/02/11


またmgが増えるんだそうだ。今後どんどんやって来るんだろうか?それもまた良しと思うし。いずれ私のクラスにも来るかもしれない。


学校に来てる機体と学校に来てない機体の判別は何処なんだろう?


最初は番号全部揃ってたので、もれなく学校に来たはずだけど、いつの間にか、番号に抜けが出来て、世の中にfgが溢れて来てた。


そう考えると、学校に入れるfgはラッキーなんじゃないかと思うが、しかし、その状態でmgも学校に来るという事は、学校に来れなかったか、来なかったfgにとってどうなんだろう?


そもそもバイトからして、そんなにあるもんじゃないだろうに、学校に行ってバイトも行くmg-1の存在は何なんだ?という話もある。


もちろん、それはmg-1の多大なる頑張りにしか見えないが、fgの解析能力から言って、そうストレートにものを見る機体も少なく、この子のせいで機会から溢れている子がいるという見立ても少なくない。


結局、mgが矢面に立つのは、その心証もあるだろう。しかし、そういうこと全部がわれわれfgの欠陥的な部分を物語っている。私が常々、教育して変えるべきだと思ってた部分は、ここに来て、やはり、そうなのだと、はっきりしてきたのかもしれない。



2011/02/10


昨日とは打って変わって、mg-43はどんよりと一人で本を読んでたそうだ。mg-1もよく本を読んでるらしいので、mgは本が好きなのかな。


しかも、mgはデバイスを持ってないらしく、図書館に行って、本物の本を借りて来て、本当に読んでいる。


本を読むという行為も私たちにしてみたら、スキャン的な意味合いがあるが、mgにとってはもっと違う感触があるのだろう。


と思って、久々に本物の本を手に取ってみたが、まあ、どうなんだろうなぁ。めんどくささも感じるし。そのめんどくささがよくもあるし。ちなみに読んだ本は夏目漱石の「坊ちゃん」だった。


あと、補足すると、教科書は何故か本物の本で行われている。これは前々から不思議で、誰も教科書を読むはずものなく、授業ではデバイスを使ったり脳内からデータを出せと言ったり、単純にカリキュラムと関係ないことばかり教えてたが、いま思うと、これはmgとか、fg以外の存在をあらかじめ想定してたからなのだなーと思った。



2011/02/09


mg-43は大もめらしい。かなりの性格らしい。校長からの伝聞によると、fgがみんな一緒で気持ち悪いとのたまわってるそうだ。まあ、正論だけど・・・


しかも、このmg-43。mg-1と違って、頭はともかく、身体は大柄。腕っぷしもかなり強いらしく、平気で人を殴ってきて、クラスは大混乱したそうだ。今まで暴力というものに無縁なところで生きて来たので、みんな最初は戸惑ったのだろう。


とはいえ、fgのプレデータベースに暴力への対処法は腐る程、載ってるので、ものの3分もしたら、その対処法を身につけて、みんな、彼女をすぐに取り押さえられるようになったそうだ。まあ、そうだろうな。これで彼女の立場はなくなってしまった。mg-43は明日から学校に来るんだろうか?


しかしながら、こう考えると、やはり、mgのスペックは相当低いと言わざるを得ない。それも思ってた以上にfgと差があるのではないか?


おそらくfg同士でガチンコで殴り合いをしたら、相当ひどい事になってしまうだろう。みんな、それが分かってるから暴力を行使しないわけだ。武道のやり方などもすぐマスター出来るし。武器だって、すぐ創れてしまうだろう。


しかしながら、mgとこれだけスペックの差がある上に、mgの方が暴力を行使するなら、話は別になってくる。一旦、暴力で人を制す事を覚えてしまうと不味いのではないかという話だ。その方が人を制するにラクなので。慣れてしまうと「それ」をやってしまう。


そもそも、fgの倫理設定はどうなっているのか?というと、おそらくはそれほど他者に対していたわりの精神を持っている事は無いだろう。


もちろん、そのへんは母様のさじ加減なのだが、結局に我々は機械なのだ。というより、機械なのか、人間なのか、その二重性に揺れている。何故、後発のmgがこれほど性能が悪いのか?


その答えは、私が見るにmgの方が「人間的」だからではないか?と思うのだ。そんな気がする。彼女たちは私たちの出来ない色々な事をクリア出来てるのではないか?


例えば、容姿の個体差とかはmgにあってfgに無い羨ましい所の一つだ。彼女たちは、そういう事で人間を識別できるように出来てる。彼女から見た私たちは、みんな一緒かもしれないが、私たちは彼女たちが一目で分かる。例えば、よんちゃんが見て、fg-3とfg-55の区別はつかないかもしれないけど、mg-1とmg-43の違いは分かる。その違い。彼女たちは、おそらく私たちより、より個的な人生を生きている。であれば、スペックが高い機体も中にはいるのかもしれない。そうも思うのだ。



2011/02/08


mg-43を見た。mg-1とまるで違う外見。よんちゃんたちag同様、私たちfgとは違って、mgの見た目はそれぞれ異なるようだ。ていうか、それにしても全然ちがう。


性格もスペックも全然ちがうらしい。伝聞なので、詳細は分からないが、mg-43はmg-1以上に学校の勉強ができないそうだ。というより、もはや、ほとんどやる気も無さそうなんだそうだ。


mg-43が何で学校に来たか?と言うと、それは「気分」らしい。


一応、入学手続きが届いて、それから行くかどうか迷ってたけど、特に他にやる事もないので、たまたま近くまで行ってみたら、mg−1と会って、学校に行ってみようという気になったそうだ。


mg-43は、おそらく人生に何の目標も持ってないし。そこを生きるスキルもスペックもそれほど高くなくて、かなりの曲者という感じがする。この子はどういう人生を送るんだろう?そう思える子が最大値で目の前に現れた事に少し興奮を覚えた。


教師として、この子を教育できるのか否か?この子が自分のクラスに入ったら、それを全力でやるのだろうが、あいにく、この子は別のクラスの子であるし。そもそも私とは、ほとんど全く何の接点もない。



2011/02/07


mg-43。新しいmgがやって来た。またしても私のクラスでは無かった。mg-1と同じクラスでも無かった。


43というのは、2人目にしては意外と大きな数字ではないかと思った。おそらく他のmgがかなり世界に散在してるという事だ。


もっとも、その前に、そもそも、この学校への入学がどのように決まっているか全く分からないのだが。


私は、この学校は母様が管理してるものだとばかり思っていたが、よくよく考えると違うのかもしれない。とすると、校長の配置は何だとか、いろいろ不自然な事もあるのだけど、基本的にmgには、マインドセットが無いのだから、勝手に入学してくるわけではない。


そのへんの所を校長に聞いてみた事はあるが、母様に促されて、こちらから入学手続きのようなものを送るのだそうだが、しかし、それに乗るかどうかは全く強制ではないので、それでは、説明は半分だろう。こんどmgに聞いてみようと思った。


いずれにしても、mgは既に43人いる。それだけは、たぶん間違いない事実だろう。mg-43はアルバイトをしてないようだが、仕事だけして、学校に来てないmgも何処かにいるはずだ。この学校にもいるかもしれない。そして、sgは何時また現れるのだろう?



2011/02/06


ダウンロード以降、fgに個体差が出来てきてるのではないか?ふと、そう思った。


授業中は、さほど気にならなかったけど、交換ノートを読んでいたら、もしかしたらという気になって来た。


もちろん、フリとしては、生徒会長の話で気になった事を発端としているわけだし。変化の程は、左程でもない。


むしろ、これは私の教育によって変化している変化なんだと思えるふしはある。しかし、それさえも母様にコントロールされているとしたら、どうだ?つまり、私にとって都合の良い生徒たちの書き換え。


私の周囲の人間が書き換えられれば、必然的に私も書き換えられてしまうのではないか?そんな事もふと思った。


その場合、mgこそが救世主になるのだろうか?世界はまだ産みの苦しみに揺れていてたゆたっている。私たちは、ふわふわした世界に生きている。そんな事を思った。


この「ふわふわ」を止めるものは何だろう?それを考えたい。



2011/02/05


fg-4の展覧会に向けて、作品を学校に運び出している。休みの日だが、生徒会長も来て一緒にやっている。


もっとも運搬は空中に飛ばせばいいだけなので、そんなに難しい話ではない。


展覧会会場は、体育館に決めて、日にちは春休みに決まった。体育館に飾るので、100号級の作品が多く、今から搬入しなければならないという事を言っていた。要は、部屋に置き場所が無いんだそうだ。


それで保存の方は大丈夫なのかなと思ったが、fg-4曰く、部屋に置いといても一緒だそうなので、学校に置いておくのだそうだ。まあ、一応、この世界に泥棒はいないだろうという話ではある。かく言う私は、泥棒のようにコンビにの食べ物を食べてたりしたけど。昔は。


しかしながら、この世界の気候に私たちはあまりにも耐性があるというか、柔軟だが、作品の方はどうなのか?というと、どうなのか?


結局の所、私たちの文化はまだそこまで気にする所に行ってないのかもしれない。しかし、この展覧会を行う事で、みんなそういった事に気づくかもしれないし。私たちのプレデータベースを持ってすれば、そこへの対応も簡単に出来るようにはなるんだろう。


今の所、fg-4には、表現する以外の欲はあまりない。しかし、その欲すら、この世界では貴重なものに思えてならないのだ。例え、それが母様から与えられたものだったとしても。しかし、それはそれがfg-4の動機から起こるものだという事に他ならない。だから、絵に「もっともらしさ」があるのだろう。


何か表現しなくてはいけない何らかの切実さ。或いは、そこにたゆたう軋み。fg-4の絵を見てると、そういう事を感じる。



2011/02/04


mgがまた増えるらしい。増えるのか。校長がそういう情報を持って来た。


校長は何処から情報持って来るんだ?というと、母様からに決まってるわけで、母様は徐々にfgを役割分担していこうとしてる気がする。


逆に言うと、私たちは、自主的に社会に自己を当てはめてキャラクターメイキングをするわけではなく、母様に操られる存在という事は出来る。今更な話だ。


では、mgの親は何をやってるのか?というと、こうしてmgを増やすという事が、その対処法なのかどうか。


しかし、増えると言っても、mgは一人二人増えるだけらしい。fgは、来る日も来る日も増え続けて、そして、学校に来ない(来られない?)機体も出て来た。


まだ世界は出来たばかりなんだと感じる。実際には、母様も何者かに産み出されたはずなのだが・・・。



2011/02/03


昨日の話を受けて、台所でそれとなく、fg-3と生徒会長の話をした。


「生徒会長ってさー。面白いよね。」


「そうだね。最近、変わったよね。」


「変わったの?そうなの?」


「うん。変わったよ。OSが変わって変わるんだなーって怖くなっちゃった」


「そうなの?アンタは?アンタは変わってないわけ。」


「私は変わってないと思うけどね。てか、変わった?」


「いや、変わってないよね。でも、性能は変わったんでしょ?」


「性能は変わったよ。すごい処理能力上がった。ヤバいよね。いらないでしょ?この能力。」


「いらないのかなー。母様がアップロードしたって事はいるんじゃないの?」


「なのかなー。だとしたら、それって、mg関連だよね?」


「じゃないの?そうでしょ?タイミングとしては。」


「だよねー。やっぱ、増えるんかなー、mg。ていうか、増えた方が良いけど。」


「増えた方が良いよね。」


「増えた方が良いよー。あれ、なんで一人なの?姉様みたいな状態って事?」


「かなー。多分そうだろうね。それはつらいよ。」


「やっぱ、つらいんだ」


「つらいと思うけど。まあ、私の場合は、ホントに一人だったから、また違うけど。」


「そうだね。生徒会もなんかやるべきなんかなー。てか、生徒会長はやるんだろうなー」


「何やると思う?」


「分かんないけど。昨日、聞いてないの?」


「聞いてない。てか、あの子が面白くてさー。そっちの方の事、あんまり聞かなかった。」


「なんだよー。抜けてんなー。姉様もなんかそういう所あるよね。まあ、それはそれで良いけど。知っても仕方ないし。」


「そうだね。先の事だしね。」


「ね。先の事はいいよ。とりあえず。ご飯できるし。もうすぐ。」



2011/02/02


生徒会長。fg-232。この子は本当に面白い。彼女が立候補した事によって、この子に出会えて本当によかったと思う。今日は時間を作って彼女と話をした。


「mg-1について、随分、言ってるようだけど・・・」


「それはそうでしょ。生徒会は自治会的な役割を担わなければいけないと思うし。これは問題じゃない?」


「問題なのかなー。単なる最初にあるべき軋轢の一つじゃない?」


「それ!それがよくない!感情的じゃない!私はそれが良く無いと思うの。だから、生徒会長になったし!」


「そっかー・・・キミってさ。面白いよね?」


「何ソレ。何の話?」


「いや、なんかさ。やけに熱いし。その感情的な感情は母様に制御されないの?」


「されないよ!されるの?みんな?何ソレ?そんなのダメじゃん!」


「いや、私もそう思う。私は母様のマインドセット外れてるからさ。されないけど。でも、キミはつながってるんでしょ?」


「つながってるよ。てか、先生、外れてるの?なんで?ファーストだから?」


「そうなんじゃない?私も理由はよく分からんけど。でも、外れてんだよね、これが。」


「じゃあ、自由だ?」


「そうだね。」


「良いなー。」


「良いの?」


「よくない?」


「私は良いけどね。でも、良いって思うの?」


「でしょ?それは。良いと思う。マインドセット、なんかヤだもん。あ〜あ、母様、外してくれないかな。」


「へえ。ていうか、それって大丈夫なの?考え制御されるんじゃ?されない?」


「されないよー。そういう事じゃない。冷静になるように、すってさー。させられるんだよ。分かる。暴発できないようになってんの。私たち。ダメじゃない?」


「そうなの?良いじゃん。自治会的には。」


「なんだけどね。でもさー、それもなんかなー。なんか引っかかるんだよ。こないだのバージョンアップとかも気持ち悪かったし。あれやった?」


「やってない。手動でやれるみたいだけど、やんなくていいかなって。」


「そっかー。やんなくていいよ!あれ絶対やらない方がいいよ。なんかヤだもん。いや、そのあと、ものすごいスペック上がってやれる事の幅は増えたから便利っちゃ便利なんだけどさ。」


「増えたんだ・・・」


「増えたよ。すごい処理能力上がった。たぶん先生より私たちの方がスペック高いと思うよ。マジで。」


「だろうね。まあ、でも、私には経験値があるから。そこで何とか・・・・。」


「だよね。年齢だけは変えられないもんね・・・ん?でも、そうなのかなー。母様のデータ移動によって経験も記憶として植付けられるんじゃ・・・」


「かもね・・・。そうかもしれない。見かけ上の話としては、それあるよ。実質は不変だけど。」


「だよねー。そうだとすると、先生も大変だね。でも、バージョンアップはしない方が良いと思うよ。人間、処理能力じゃないから。」


「言われなくても、しないよ。ていうか、全然、mg-1の話になんなかったね。」


「そうだね。でも、それで良いんじゃん。私は私のやり方をやるから。」


「そっか。じゃあ、期待してるよ。キミが生徒会長で良かったかもね。って言わせてね。」


「言わせるよ。ていうか、もう、そう思ってるでしょ?顔にそう書いてあるよ!☆」



2011/02/01


mg-1の問題が色々とあるとはいえ、他のクラスの話題なので、日々、他にも色々な事は起こる。


但し、色々と言っても、その色々の範囲は非常に狭く、大概が日常は平凡に過ごしてます。といった中での色々だ。


ウチのクラスの場合、fg-3とfg-55が生徒会役員なので、生徒会の話が必然多くはなる。加えていえば、現在、fg-4の展覧会を準備中なので、尚更だ。


教室のみんなは、それに協力的だし。その事でばたばたしているが、流石にみんなが優秀なので、だんどりが良すぎて、やらなくていい時は何もやらないといった体できびきびと動き過ぎる。


渦中の中心のfg-3が一番だらだらとした存在であるから、それも面白いなーと思うが、ホントにみんなが優秀という状態は、問題が無さ過ぎて最悪だなと思う。


イベント事において、何も障害が起こらずに、淡々と遂行できるというのもどうなんだろう?


もっとも、そのへんは、生徒会長が入って来ると全然変わるのだろうが。ちなみに、生徒会長は、mg-1の問題に積極的にコミットしてるらしい。今日、他のクラスの生徒を怒鳴りつけて、弱者をいたわれ!というメッセージを明確に出してしまった。


mg-1は弱者ではない。私はそう思うけど、マイノリティという意味では、弱者にならざるを得ない所もある。しかし、それを成立させるには、fgとmgで線引きするという事を明確にしなければならないという事になる。それでいいのか?


そこのところで、教師の対応は揺れているのだが、生徒の気軽さか、生徒会長はずけずけとやってくれるので助かる。スペックがみんな一緒の私たちfgだが、という言い方自体、実質、私たちは線引きを既にしているという現実があるわけだが、その中で、こうした対応の多様性が出て来ると、逆に対応しやすくなるなーとは思う。生徒会長は、実に優秀な機体だ。それ故に危うい。その危うさが「生」ではないか?



1月の日記


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